UNNO RINTARO

blue field

個展「ブルー・フィールド」
2016年 海中、野外、屋内でのインスタレーション/パフォーマンス 神奈川県浦賀にて

概要
8月に浦賀の海中で映像インスタレーションを展開した個展「ブルー・フィールド」。この展示は、海中に「顔」の映像を展示し、鑑賞者と対面させたいという強い思いを発端に始まったプロジェクトである。サウンドデザイナーの川崎義博氏が、横須賀市浦賀にある、海から10mほどの距離にあるアトリエを滞在制作と陸の会場として提供してくださった為に、開催が実現した。

海中のモニターは、アクリルの窓がついた鉄の箱に入れることによって防水され、岩場を抜けた先の、水深1 ~1.3m程の場所に、作者によって沈められた。鑑賞者は作品がある場所までいくには岩場を蛇行して進む必要があり、これが作品への導線として見立てられるように構成した。
この海中に沈む映像は水中監視カメラによって海中の作品から35mほど離れた所にある陸の会場に中継され、陸の会場では海中のライブ映像のほかに、庭に配置したオブジェやサウンド、映像、テキストによって、インスタレーションを展開した。

来客者は基本的には予約者のみで、DMに書いてあるメールアドレスにメールをした者だけに会場の住所を公開し、会場では、一日8人までの宿泊が可能だった。来場者の内多くの人が海に入り、作品を鑑賞した後、インスタレーションの中で宿泊した。宿泊の時のルールやマナーはすべて展示されている映像作品のなかで説明され、鑑賞者は映像の内容にしたがって展覧会の中で生活をした。会期中の夜の海では夜光虫が見られ、映像と共に鑑賞者の身体も光り輝くという特殊な状況が立ち上がった。

...